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学生活動  イベント  2021.06.08

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学生生活や勉強 トークライブ 岐阜医療科学大可児

和やかな雰囲気で高校生からの質問に答える(左から)竹岡さん、昆田さん、加藤さん=可児市虹ケ丘の岐阜医療科学大可児キャンパスで

和やかな雰囲気で高校生からの質問に答える(左から)竹岡さん、昆田さん、加藤さん=可児市虹ケ丘の岐阜医療科学大可児キャンパスで

■高校生の質問に3人 オンラインで「答え」

 可児市虹ケ丘の岐阜医療科学大可児キャンパスに通う学生3人が5日、日頃の学生生活や勉強などについて話すオンラインのトークライブを初めて開いた。この日は大学構内でオープンキャンパスも開かれていたが、コロナ禍により例年通りには開催できないことや、高校生がイベントに参加しにくい現状を受けて、学生が独自に企画した。(織田龍穂)

 「施設はおしゃれできれい。本カフェもくつろげておすすめ」「アルバイトやサークルもちゃんと両立できる。自分で時間を見つけることが大事かな」

 大学内の自習室でビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」につながったパソコンの前で、青色のTシャツ姿の3人が和やかな雰囲気でおしゃべりする。話しているのは事前に高校生から寄せられた質問に対する答え。時間割スケジュールや化学の学び方といった勉強関係から通学時間、1人暮らしの印象など生活関係、これまでの思い出や恋愛の話まで話題はさまざまだ。

 主催したのは、薬学部薬学科2年の昆田紗菜さん(20)、加藤郁音さん(21)、竹岡万智子さん(19)。例年のオープンキャンパスではスタッフの在学生が来場した高校生を案内したり、個別相談に乗ったりするなどの交流があった。しかし、コロナ禍により昨年から学生スタッフの参加を取りやめ、規模も縮小。3人は「コロナでオープンキャンパスに不安で来られない子もいる。別の形で情報を伝えられないか」と考え、オンライン配信を大学側に提案したという。

 ライブは30分ずつ2回開催。自宅から気軽に見られるようにしたほか、大学内のカフェでも来場者が大型モニターで楽しめるようにした。来場者には勉強へのアドバイスや応援メッセージを載せた手作りの冊子もプレゼントした。

 昆田さんは「事前にもらった質問に目を通し、誰が答えるかなどをシミュレーションし時間内に話せるように気を付けた」と振り返った。「相手の反応が見られないのでどんなリアクションがあったのか気になる。今後は在学生と高校生をつなぐ双方向のやりとりができないかも考えていきたい」と話した。

(2021年6月8日 中日新聞朝刊可茂版より)

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