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お知らせ  学生活動  2019.11.07

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上石津で田舎体験楽しむ 1泊2日ツアーに県外の27人

刺し子体験をする参加者ら=大垣市上石津町のかみいしづ緑の村公園で

刺し子体験をする参加者ら=大垣市上石津町のかみいしづ緑の村公園で

 大垣市上石津町の住民組織「上石津まちづくり協議会」と東海学園大経営学部(愛知県みよし市)の学生が企画した体験ツアー「田舎へGO!」が3、4日、かみいしづ緑の村公園などで開かれた。応募22組から抽選で選ばれた名古屋市、愛知県みよし市などいずれも県外の8組27人が、1泊2日の日程で、上石津の魅力に触れた。

 初日は関ケ原合戦で戦死した薩摩藩の武将、島津豊久について説明を受けて甲冑(かっちゅう)のレプリカを試着。地元特産のシイタケ狩りも楽しんだ。2日目は、地元の「時山さしこクラブ」のメンバーの指導で刺し子をあしらったしおり作りや、ピザ作りなどを体験した。

 千葉県浦安市から家族4人で参加した女児(6つ)は「甲冑は重かったけど、着ることができてうれしかった。キノコ採りも楽しかった」と喜んだ。

 ゼミの2年生、菅谷早倉(さくら)さん(19)は「対象を小学生と保護者に据え、豊かな自然や歴史などの魅力をいかに伝えるかを考えた。みんな笑顔で楽しんでもらえた」と話した。協議会のメンバーは「若い人の目線が生きていた。ゼミとの協力を続け、新たな魅力を発見してもらい、交流人口増加につなげていきたい」と期待した。

 大垣市と東海学園大は今年1月、人材育成や地域振興などを目的に覚書を締結。伊藤久司教授(マーケティング論)のゼミ生18人は、2月に上石津を訪れて地域資源を確認。体験ツアーの内容づくりにあたって、協議会のメンバーも参加した。(生田貴士)

(2019年11月7日 中日新聞朝刊西濃版より)

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