手術支援ロボット「ダビンチ」のシミュレーターを体験する参加者＝豊明市の藤田医科大で

　豊明市の藤田医科大と同大病院で、同市と南区の小学４～６年生を対象にした夏休み病院体験ツアーがあった。今年で４回目。白衣や手術着に着替えた約６０人は、胃カメラの操作や薬の調剤、心音の聴診など医療の仕事を体験した。大学で全国に１つしかないという手術支援ロボット「ダビンチ」の訓練施設では、シミュレーターの操縦席に座り、指先で機器を操作しながら、約６ミリのブロックを使うゲームに、真剣な表情で取り組んでいた。

　病院の仕事をよく知りたくて参加したという豊明市の小学４年、女子児童（１０）は「心臓マッサージや調剤など全部楽しかった。こんなことをしているんだ、とよく分かってよかった」と話していた。

（2019年8月19日　中日新聞朝刊市民総合版より）