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高校野球 2019.11.03

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中京大学附属中京高等学校

秋季東海地区大会 中京大中京、県岐阜商 センバツ当確

藤枝明誠-中京大中京 1回裏中京大中京無死二、三塁、2点適時二塁打を放つ中山。捕手伊藤=長良川球場で(川戸賢一撮影)

藤枝明誠-中京大中京 1回裏中京大中京無死二、三塁、2点適時二塁打を放つ中山。捕手伊藤=長良川球場で(川戸賢一撮影)

 ▽第3日▽2日▽準決勝2試合▽岐阜市の長良川球場▽来春センバツ大会出場校を決める重要な選考資料となる

 県岐阜商(岐阜1位)と中京大中京(愛知1位)が、3日の決勝に進出するとともに、来春センバツ出場をほぼ確実にした。県岐阜商は延長10回、4-3で加藤学園(静岡2位)にサヨナラ勝ち。中京大中京は、藤枝明誠(静岡1位)に12-5で8回コールド勝ちした。東海地区の来春センバツ出場枠は「2」。出場校は、来年1月の選考委員会で正式に決まる。

■3番・中山6打点 中京大中京

 圧倒的な打力で、センバツ出場に当確ランプを灯した。中京大中京が12安打12得点で、藤枝明誠にコールド勝利。正式に決まれば、2010年以来10年ぶりに春の甲子園の土を踏む。「粘り強くやってくれた。そのひと言に尽きる」。監督として自身初のセンバツ出場が確実となった高橋源一郎監督(40)が、ホッと胸をなで下ろした。

 2安打3打点の準々決勝・津商戦に続いて、3番・中山礼都内野手(2年)のバットが火を噴いた。最速148キロのエース・高橋宏が2点を先制された直後の1回無死二、三塁で、左中間へ2点二塁打。2回にも左翼線に2点二塁打を放ち、8回は無死満塁で右前に2点適時打。自身初の6打点の活躍で、センバツ切符をほぼ手中に収めた。

 秋季東海大会は4年連続出場も、16、18年は準決勝敗退。特に18年は津田学園(三重)に、まさかの5回コールド負けを喫した。その悔しさを思い出すために、津商戦の後、自校グラウンドのスコアボードに津田学園戦のスコアを掲示した。高橋監督は「あと一歩で負けているので、選手に背負わせてしまったかもしれない」と振り返ったが、ナインは先輩たちの涙を無駄にはしなかった。

 今夏の愛知大会前に、立て襟の往年のユニホームを復刻し、全国的な話題になった。センバツは今春優勝した東邦に勝利数、優勝回数で抜かれたばかり。伝統のユニホームで挑む来春は、「中京」の強さを見せつけるつもりだ。 (麻生和男)

▽準決勝
加藤学園(静岡) 0012000000―3
県岐阜商 0000020101―4
(延長10回)
(加)肥沼-雨宮
(岐)野崎、森-高木
本塁打 植田(加)

藤枝明誠(静岡) 20102000―5
中京大中京(愛知) 34110003―12
(8回コールドゲーム)
(藤)小林、大石-伊藤
(中)高橋宏-印出
本塁打 斉藤(藤)

(2019年11月3日 中日スポーツ10面より)

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