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高校野球 2019.11.02

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中京大学附属中京高等学校

中京大中京 高橋宏 センバツ当確必ず きょう東海大会準決勝

学校前の坂道でダッシュを繰り返す中京大中京の高橋宏斗(左)、左腕の松島元希(右)の両投手=名古屋市昭和区で(麻生和男撮影)

学校前の坂道でダッシュを繰り返す中京大中京の高橋宏斗(左)、左腕の松島元希(右)の両投手=名古屋市昭和区で(麻生和男撮影)

 秋季高校野球東海大会準決勝が2日、岐阜市の長良川球場で行われる。藤枝明誠(静岡1位)と対戦する中京大中京(愛知1位)は、最速148キロのエース、高橋宏斗投手(2年)が先発予定。昨年準決勝で涙をのんだ悔しさを胸に、2010年以来となる「センバツ当確」を勝ち取る。

■「最少失点に抑えたい」

 勝てば、来春センバツ出場に当確ランプがともる大一番。だが、高橋宏に過度の緊張も、浮足立つ様子もない。「チーム全体で、次の試合に向けて準備ができている」。先月27日の準々決勝・津商(三重2位)から試合間隔も空き、心身とも万全の状態で臨めそうだ。

 相手の藤枝明誠とは、毎年春に練習試合を行う間柄。高橋宏は今春の対戦では登板機会がなかったため、実際に試合で投げたチームメートから情報を収集し、スコアブックもチェックした。

 「全体的にバットが振れているイメージ。安打を打たれても、後続を切りたい。点の取り合いにはならないように、最少失点に抑えたい」。津商戦は、コールドの7イニングを1安打無四球完封。だが、「結果的にゼロになっただけ。内容は良くなかった」と振り返る。準決勝に向け、投球フォームのバランスを修正した。

■昨年の雪辱果たす

 昨年は、準決勝で津田学園(三重)にまさかの5回コールド負け。2番手登板した高橋宏も、5失点した苦い記憶がある。「あと1勝で甲子園に近づくことは、全員が分かっている。去年は意識が強すぎた。壁は高いけど、乗り越えたい」。気負うことなく、平常心で大事な1勝をつかみにいく。 (麻生和男)

■敵将は先輩も平静 高橋監督

 中京大中京の高橋監督は、先輩との対戦にも平常心を強調した。藤枝明誠の光岡監督は中京大中京OBで、高橋監督の1年先輩。卒業後に学生コーチとして母校を訪れた光岡監督の指導を受けたこともある。対戦は、2016年秋の東海大会準々決勝以来。「しっかりした隙のない野球をされる。でも、やるのは選手。意識は特にしない」と話した。

(2019年11月2日 中日スポーツ8面より)

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