東桜小学校（東区）で１７日、１、２年生の児童１１６人が中京大中京高校の女子軟式野球部や男子硬式野球部の生徒らから、ボールの投げ方を教わる授業があった。児童たちは掛け声を出して体を動かした。

　高校生は６人が参加し、ボールを地面にたたきつけないよう、上の方に向かって投げるようになどと助言。児童たちはジャンプやダッシュをした後、１のかけ声でボールを利き手の耳のあたりで持ち、２で足を上げ、３で投げるのを繰り返した。高校生が遠投を披露すると、その距離や球速に驚いていた。

　女子野球部員で今年の夏の甲子園で始球式を務めた３年の生徒（１８）は「小学生たちは純粋に教えたことを受け止めてくれて、やりがいがあった」。児童（６）は「ボールを投げるのは難しいけど楽しい。お兄さん、お姉さんは優しかった」と話した。

（2025年11月20日　中日新聞朝刊市民総合版より）

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