保育士を養成する大学・短期大学特集

子どもたちの発育を促し能力を伸ばすスペシャリスト
高い専門性を有する国家資格 ふれあいを通して、子どもたちの心と体の健やかな育成をサポートする保育士。
現在、保育人材の育成・支援も推進されており、様々な現場で多岐にわたる活躍が期待されています。
今後ますます社会ニーズが高まる保育士の仕事内容や、資格取得のための大学・短期大学選びのポイントを紹介します。

人として成長するために大切な基礎を教える仕事

 保育士は厚生労働省が管轄する児童福祉法に基づく国家資格で、保育に対する高度な知識と専門性を持ち、保育所や児童福祉施設、乳児院をはじめ、企業内の保育施設や学童クラブなど様々な現場で子どもたちの成長に携わっています。
 保育士の仕事は子どもたちを預かり世話をするだけでなく、生活習慣を身につけさせたり、協調性、社会性を育むなど、生きるために最も基本的なことを教える大切な仕事です。
 近年では厚生労働省の主導で、民間の保育園などで働く保育士の給与が改善されており、保育士の職場もより働きやすく変わってきています。
 さらに、一度職を離れても復帰のための手厚いサポートが用意されるなど、人材確保に向けた取り組みからも、保育士の重要性と社会的なニーズの高さがうかがえます。

共働き世帯をサポート

 社会問題となっている待機児童数は今年4年ぶりに減少しましたが、それでもまだ多くの子どもたちが保育園に入ることができずにいます。(平成30年4月1日時点)。さらに、近年では女性の社会進出が進められていることで共働き世代が増えることが予想され、両親に代わって共働き世帯をサポートする機会も多くなることでしょう。
 そのような場面では子どもを預けるられる安心感、そして子どもたちや親との親密な関係を築くコミュニケーション力も不可欠です。しっかりと専門機関で学びを深め、子どもたちの成長に寄り添う保育士を目指しましょう。

保育所等待機児童数及び保育所等利用率の推移

保育士が活躍できる職場

保育所(保育園)や児童福祉施設
保育所をはじめ、乳幼児を育てる乳児院や児童養護施設、母子生活支援施設など様々な施設があります。

企業内保育所
企業に勤める従業員のために作られた保育施設です。女性従業員率が高かったり、女性従業員が求められる企業に多く設けられています。

認定こども園
教育・保育を一体的に行う、幼稚園と保育所の両方の良さを併せ持つ施設です。地域や保護者のニーズにより様々なタイプがあります。

家庭的保育事業
児童福祉法に基づいて区市町村が行う保育事業。保護者に代わって、自治体の認定を受けた保育者が居宅などで保育を行います。

資格を取得するには?

 保育士の資格を取得するには、厚生労働省指定の大学や短期大学、専門学校、その他の養成施設を卒業して資格を得る方法と、保育士試験に合格する方法の2つがあります。
 大学や短期大学などの養成校に通って所定の科目・課程を履修すれば、卒業と同時に保育士資格が取得できるだけでなく、実習などの実体験からは机上では得られない判断力や問題解決能力を養うことができます。学校によっては幼稚園教諭一種・二種免許などの資格を同時に取得できることもあります。
 現在、厚生労働省では保育士の専門性の向上を図るための研修機会と研修内容の充実に取り組んでおり、社会に出てからも、それぞれの現場でしっかりとしたキャリアアップができるような仕組み構築が進められています。
 このように保育士は生涯を通してできる仕事であるとともに、自分を磨き高めていけるやりがいのある仕事です。子どもたちだけでなく、子育てに取り組むすべての家庭をサポートし笑顔にする保育士を、一生の仕事にしてみませんか。