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スポーツ  2018.11.19

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中山道東濃駅伝 岐阜経済大B 逆転優勝

大学男子で優勝した岐阜経済大Bの細江選手

大学男子で優勝した岐阜経済大Bの細江選手

 18日に中津川市−多治見市間で開かれた第65回中山道東濃駅伝競走大会(東濃地区陸上競技協会、岐阜陸上競技協会、中日新聞社主催)で、県勢は大学男子で岐阜経済大B(大垣市)が優勝。他の部門でも上位に食い込み健闘した。沿道の市民は紙旗を振って、懸命に走る選手に声援を送った。(野瀬井寛)

 8区間58.5キロの大学男子(新設)では、岐阜経済大B(大垣市)が、昨年一般Aで優勝の東海学園大(愛知)を追い掛ける展開。終盤の7区で逆転しトップでゴールした。岐阜経済大Cも4位に入った。

 区間・距離が同じ一般Aは、大垣体連(大垣市)が中盤まで激しい先頭争いを繰り広げ2位入賞。岐阜MCが6位に入った。高校男子は土岐商業高(土岐市)が優勝した。

 6区間44.5キロを駆け抜ける一般Bで、県勢は多治見北高校OB(多治見市)が5位、NAC(岐阜市)が6位にそれぞれ入賞した。

 5区間14.1キロの女子は、中京学院大の2チームが昨年優勝の愛知勢を抑えて1、2位を占めた。区間・距離が同じ中学男子は、大垣陸上クラブ(大垣市)が序盤から他を引き離して初優勝。中学女子は瑞陵中(瑞浪市)が制した。

区間賞の力走 岐阜経済大・日谷選手

 昨年は一般A部門で東海学園大(愛知)に次ぐ2位だった岐阜経済大(大垣市)。今年も6区まで同大に先行される苦しい展開だったが、7区で日谷優希選手(2年)が区間賞の走りを見せて宿敵を抜き去り、そのまま逃げ切った。

 アップダウンが激しく、レースの鍵を握ると見られていた7区。日谷選手はレース後、「きつくて走るのをやめたいと思った」と苦笑い。それでも、少しでも早く先輩(8区の細江勇吾選手)につなごうと、1分29秒差を巻き返す力走で、新設された大学部門の初代王者をたぐり寄せた。

 後を受けた細江選手も区間賞の快走でゴールテープを切った。「東海学園大は強いので弱気になっていた。後輩たちの走りに励まされた」と感謝を口にした。

 揖斐祐治監督は「あきらめずに粘ってつないでくれた。収穫のあったレースだった」と選手をたたえた。(斎藤航輝)

リード守りV 女子・中京学院大A

 4年ぶりに優勝した中京学院大A。5人とも短期大学部2年生で、そろって出られる最後の大会を最高の結果で飾った。

 2区の山下紗季選手が区間賞の快走で順位を2つ上げて先頭に立った。上り坂でライバルと競り合いながら「中継点で待つ仲間のためにも絶対に自分が先頭に出るんだ」と誓って地面を蹴る足に力を込めた。3区以降もリードを守った。

 5区の林望乃佳(ののか)選手は「ゴールの向こうに仲間たちの笑顔が見えて、うれしくてたまらなかった」と喜ぶ。今大会で引退する選手もおり、5人は「楽しく走れた」と声を弾ませた。(野瀬井寛)

(2018年11月19日 中日新聞朝刊8面より)

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