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亀崎の屋号文化 しずくアート 半田で水谷さん展示

友人の手伝いでアート作品を展示した水谷さん(右)=半田市亀崎町で
友人の手伝いでアート作品を展示した水谷さん(右)=半田市亀崎町で

 半田市亀崎町の家々それぞれが持つ屋号と水をテーマにしたアート作品「屋号之雫(しずく)」が25日まで、同町のまちかどサロン「かめとも」で展示されている。地元出身の椙山女学園大4年水谷友美(ゆみ)さん(21)が卒業研究で取り組んだ。

 水谷さんは大学で生活環境デザインを学ぶ。自分がデザインした作品の効果を分析するという卒業研究で「地元をテーマにした作品を創り、若い人に亀崎を知ってもらいたい」と作品を考えた。

 屋号は個人商店の店の名称で、亀崎には家同士を屋号で呼び合う文化がある。水谷さんは亀崎に浸透している屋号と土に染み込む雨のしずくをイメージして、青いアクリル板をしずくの形に切り、レーザーカッターで亀崎の屋号を彫った。半田市誌で調べた336個の屋号一つにつき2枚、計672枚を天井からつり下げ、風や光によって変化する「インスタレーション」形式の作品を創った。

 水谷さんの家は書店や活版印刷をしていた「耕芳園」の屋号を持つが、大学で友人と話すまで屋号はどこの家もあるものだと思っていたという。

 「作品を創る中で自分のルーツも知ることができた。これからも地元に目を向けていきたいし、作品を通じて周りの人に亀崎の魅力が伝わればうれしい」と話す。

 かめともは午前10時〜午後4時。水、木曜日が定休日。(垣見窓佳)

(2018年11月13日 中日新聞朝刊知多総合版より)

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[2018.11.13]

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