ウケる授業

2016年3月29日

大同大 イタリアのまちづくりに参加

学生が作った模型を見ながら、発表を聞く宇野享教授(中央)=名古屋市南区の大同大で

 イタリアの町の建物の保存活用法を研究する授業が、名古屋市南区の大同大で開かれている。建物が町の中で担う役割も考え、学生はまちづくりも考える。

歴史や地形調べて提案

 工学部建築学科の宇野享教授(52)が、イタリアのミラノ工科大と2007年から協力して実施している。15年度は、イタリアのゴルドーナという人口1900人の地方の町が舞台。100年以上前の3階建ての建物を保存しながら、山間部の町を活性化する案を考えるのが学生への課題だ。

 3年生15人が参加。学生が訪れたことのないだけにミラノ工科大の学生との間でメールやインターネット電話「スカイプ」でやりとりして建物の外観や内部の様子、周辺の地形を調べた。プラスチックや発泡スチロールで、100分の1の模型を作った。

 1月には9班が模型を示しながら、考えた案を発表。3階建ての建物を保護するためにガラスで囲って美術品のように見せる案や、建物の中に幼稚園とお年寄りの施設を設けて世代を超えた交流を生む案など豊かな発想の発表が相次いだ。

 参加した建築学科3年の大野裕太郎さん(21)は「海外の土地の歴史や社会情勢を学び、広い分野の知識が建築に必要だと気づいた」と話していた。

(写真)学生が作った模型を見ながら、発表を聞く宇野享教授(中央)=名古屋市南区の大同大で

編集部|2016年3月29日 10:12 am