ただ今○○中

2016年3月15日

[ただ今就活中] 服装自由の合同説明会

私服4、5%にとどまる

ワンピースやジーンズなど私服の学生も参加した合同説明会=名古屋市千種区の吹上ホールで

 就活解禁日の1日、私服で参加しても大丈夫という合同説明会が名古屋市千種区の吹上ホールで開かれた。8000人の学生が訪れた会場では、やはり就活の定番の紺や黒色のスーツ姿が目立ち、私服の人は4、5%にとどまった。

 事前に就職情報サイト「キャリタス」のホームページで、Tシャツ姿の男性やカーディガンを羽織った女性の写真が掲載され、「こんな服装で気軽に参加してください」と呼び掛けていた。サイトを運営する就職支援企業「ディスコ」(東京)が、服装自由の合同説明会を開いたのは初めてだった。

 名古屋市内の私立大の文系学部3年の男性(21)はボーダーシャツの上に茶色いコートを着て、下はジーンズで参加した。男性は「緊張しないから私服の方が良いかと思ったが、スーツばかりで気後れした」と話した。白いセーターとモスグリーンのスカートで会場を回った市内の私立大文系学部3年の女性(21)は「採用担当者と素直に話せそう」と気にしない様子だった。

 直前にスーツに着替えた学生も。同市の私立大3年の理系学部3年の女性(21)は「友達からスーツ姿の人がいっぱいとメールが来たから」と打ち明けた。

 採用担当者の反応も分かれた。愛知県内の金融関係の男性(40)は「売り手市場で学生が気楽に考えているのか、時代の変化か、こんなに私服がいるとは」と驚く。

 ある県警の採用担当の男性(44)は「採用に影響はしないが、身だしなみや第一印象は大切なので、ブースに私服で来ると抵抗がある」と本音を漏らす。鉄道車両の整備を手掛ける市内の企業の男性(43)は「服装は二の次。活発に質問するなど意欲があるかどうかを見る」と目を光らせる。

 ディスコ名古屋支社の渡辺剛支社長(41)は「学生の中身を重視する就活を実現したい。採用担当者の理解が進むように、私服でも説明会に行けるように機運を高めていきたい」と話す。

(写真上)ワンピースやジーンズなど私服の学生も参加した合同説明会=名古屋市千種区の吹上ホールで

編集部|2016年3月15日 11:50 am