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桃太郎のおじいさん 認知症なら 愛知淑徳大生 小学生向けクイズ

クイズ冊子を使って学生(右)と答えを考える児童ら=千種区の内山小で
クイズ冊子を使って学生(右)と答えを考える児童ら=千種区の内山小で

 愛知淑徳大(千種区、長久手市)の学生が小学生に認知症を理解してもらおうと、紙芝居とクイズ冊子を作った。9日、初めて千種区の内山小学校の放課後学級「トワイライトスクール」で1、2年生16人に披露した。児童にも好評で4月以降も活用する。(塚田真裕)

 学生は福祉貢献学部の黒川文子ゼミの3、4年生。4年生が紙芝居を、3年生が紙芝居を基にクイズを作った。

 紙芝居は桃太郎のおじいさんが認知症になったとの想定。おじいさんの異変に気づいた桃太郎がイヌ、サル、キジに相談したり、行方不明になったおじいさんを鬼が見つけてくれたりする内容。最後に、おじいさんが得意のしば刈りで、街をきれいにする。「地域の支えがあれば、認知症の人も活躍できる」との意味を込めた。

 クイズ冊子は、A3見開きの両面印刷。認知症のおじいさんへの対応を選択肢から選ぶ。おじいさんが何度も同じ話をしている場合、「昨日も聞いたよ」と言うか「そうなんだね」と話を聞くかなどを問う7題。かわいらしい桃太郎らのイラストを描き、正解と解説も付けた。

 9日は4年生1人と3年生8人が参加。クイズでは、大学生と児童が話し合い、答えが分かると児童は元気に手を上げていた。同小2年の男児は「認知症の人に出会ってもうまく声を掛けられそう」と話した。

 4年生の岩田望来(みく)さん(21)は「子どもたちが積極的に考えたり、質問したりしてくれた。少しでも認知症を身近に感じてもらえたら」と児童の様子に目を細めていた。

(2018年2月10日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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[2018.02.10]

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