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籐で消臭 香る感性 名古屋学芸大生が考案 あす東郷で販売

野々山さん(左)に出来上がった商品を披露する学生たち=日進市の名古屋学芸大で
野々山さん(左)に出来上がった商品を披露する学生たち=日進市の名古屋学芸大で

 日進市の名古屋学芸大メディア造形学部ファッション造形学科の生徒たちが、東郷町の「野々山籐(とう)屋」が扱う籐を使った消臭製品を考案した。学生の感性でかわいらしくデコレーションされた製品は、12日に東郷町内で開かれる文化産業まつりで販売される。(森若奈)

 商品を製作したのは、同学科のゼミでテキスタイルを学ぶ3年生16人。色とりどりの布で作ったクリスマス用の飾りや、ティーバッグを模した消臭剤には、いずれも3センチに切断した床材用の籐が入っている。

 ゼミを指導している講師の島上祐樹さん(46)によると、籐には含まれるセルロースの働きや多孔構造により、消臭力がある。

 素材の魅力を研究する中で、野々山籐屋社長の野々山正紀さん(61)から「学生さんに新商品を考えてもらいたい」と依頼があった。

 かつては夏場の床材として活用されていた籐製カーペットの需要が減り、同社は5年ほど前から消臭剤の開発に力を入れている。

 学生が作った商品を前に、野々山さんは「籐のナチュラルな魅力を生かしたものからカラフルなものまで、それぞれ個性があっていい」と満足そうに話した。

 それぞれの商品にはテキスタイルを学ぶ学生の技が光る。キューブ状の商品では、レース編みが得意な学生が繊細な手編みのレースを施した。

 レースの商品を製作した三浦綾花さん(20)は「デザインだけじゃなく、どんな人に販売するのかといったビジネス面も考えた。作業は大変だった半面、やりがいもある」と笑顔だった。

 クリスマス飾りは100円から、レースの消臭剤500円(いずれも税込み)など。12日午前9時〜午後3時に、東郷町イーストプラザいこまい館で販売する。

(2017年11月11日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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[2017.11.11]

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