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愛知大学野球 春季リーグ 名城大・栗林 無安打無得点 首位の中部大も先勝

名城大−中京大 愛知大学野球15年ぶりのノーヒットノーランを達成しガッツポーズする名城大・栗林
名城大−中京大 愛知大学野球15年ぶりのノーヒットノーランを達成しガッツポーズする名城大・栗林

 1部の第6週第1日は14日、愛知県日進市の愛院大グラウンドで1回戦2試合を行い、名城大の栗林良吏(りょうじ)投手が中京大戦でリーグ史上12人目(完全試合2人を含む)のノーヒットノーランを達成した。2002年春に鈴木義広(中部大、元中日)が記録して以来で、名城大では1972年春の森部繁幸以来2人目の快挙となった。

 栗林の投球内容は打者28人に対し、投球数89、三振9、内野ゴロ8、内野飛球2、外野飛球8、四球1。試合は名城大が1−0で勝った。

 勝ち点3で首位の中部大は愛大に4−3で先勝した。

■取り戻した球威 元中日・山内コーチ助言 力み消え15年ぶり快挙

 最後の打者を遊ゴロに打ち取ると、自然に右拳を握り締めていた。名城大の栗林がノーヒットノーランを達成。1回2死から四球を与えたが、以後の25人を寄せ付けなかった。中京大には優勝争いをしていた昨秋の3回戦で2点リードしながら、9回に逆転サヨナラ負けを喫していた。「悔しい思いをさせられた相手なので、なおさらうれしい」と声を弾ませた。

 立ち上がりから直球が走った。恐れずにテンポ良く投げ込む。常にストライクが先行。スライダー、カットボール、ツーシームの変化球も効果的に交えた。

 直球は常時150キロ前後を誇る愛知大学リーグを代表する右腕。昨年6月の大学日本代表選考合宿に参加し、今年3月にもユニバーシアード大会(8月・台湾)最終選考会の合宿に招かれた。今季もチーム初戦の愛院大戦で完封勝ちを収め、順調なスタートを切ったかに見えた。

 ところが続く愛大、愛産大の打線にはつかまった。「強い球を投げたい」という意識が先行し、力めば力むほど棒球になる悪循環に陥った。復調のきっかけとなったのは「踏み出す左足を下ろす時に体の力を抜くように」という山内壮馬コーチのアドバイス。OBでプロ野球中日、楽天で活躍した後、4月に就任した新任コーチはブルペンで常に投手陣に目を配っている。

 栗林は「力を抜くことで、今までよりリリースポイントで球に力が伝わるようになった」と山内コーチに感謝する。愛知黎明高から名城大に進み、リーグの歴史に名前を刻んだ3年生は、一度も経験がない優勝に向けて残り試合での登板を待つ。

 (東郷賢一)

▽愛院大(名城大1勝)
名城大
000100000―1
000000000―0
中京大

▽同(中部大1勝)
愛大
002000001―3
20001010x―4
中部大
本塁打 本村(愛)

◇2部(14日・愛知東邦大グラウンドほか)

▽A
愛知東邦大 8−3 星城大
名院大 6−2 愛知学泉大
至学館大 6−2 同朋大

▽B
日福大 9−0 名産大
愛工大 10−3 名経大
名商大 5−4 東海学園大

(2017年5月15日 中日新聞朝刊22面より)

[2017.05.15]

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