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町内会、自治会 活動知って 学生ら協力、市の冊子完成

学生の声を取り入れて作った冊子と地域活動をPRする学生たち=中区で
学生の声を取り入れて作った冊子と地域活動をPRする学生たち=中区で

 町内会・自治会の加入率が低下傾向にある中、若い世代に地域活動を知ってもらおうと、名古屋市は大学生と協力して冊子を作った。かわいくて手に取りたくなるような「役所らしくない」冊子に仕上がり、学生たちは「関心を持ってもらえたら」と呼び掛ける。 (中山梓)

 協力したのは、街づくりに取り組む「ナゴ校」に所属する女子大生5人。取材やデザインを手掛けた。

 冊子は絵本をイメージして、引っ越してきたウサギの一家が、おじいさんから町内会について教えてもらうストーリー。防犯灯の設置や安全パトロール、道路や公園の清掃、祭りや運動会の開催といった活動を紹介。

 活動している人のインタビューや、拠点となるコミュニティセンターについても掲載した。愛知大4年の中村綾花さん(21)は「かわいい冊子ができた」と自信を見せる。

 できるだけ難しい言葉は使わず、イラストや写真を活用して分かりやすくした。愛知淑徳大4年の船戸美歩さん(21)は「文章ばかりだと堅くなるし、親しみを持ってもらえるかと思って」と話す。タイトルは「つながる まち なごや」。あえて「町内会」「地域活動」などの言葉は使わなかった。

 5万2000部を刷り、各区役所などで配布している。愛知淑徳大4年の近藤萌生(もえぎ)さん(21)は「私も取材して初めて、町内会がイベントをしていることを知った。町内会のことを知って、参加につなげてもらいたい」と期待する。

(2017年4月15日 中日新聞朝刊15面より)

[2017.04.15]

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