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若者よ 各務原で就職を 人手不足の企業 人材確保支援 本年度から市 大学で合同説明会

各務原市が開いた合同説明会で、企業担当者から仕事内容について話を聞く学生(手前)=愛知県春日井市の中部大で
各務原市が開いた合同説明会で、企業担当者から仕事内容について話を聞く学生(手前)=愛知県春日井市の中部大で

 各務原市は本年度から、県内と愛知県の大学で、市内の中小企業を集めた合同説明会の開催に乗り出した。学生の就職活動は「売り手市場」が続く中、キャンパスに出向いてじかに市内での就職を促し、人手不足に悩む企業の働き手確保を支援する。(宮崎正嗣)

 「うちはボーイングの新型ジェット機の仕事もやってるんですよ」。10日、愛知県春日井市の中部大で初めて開かれた市主催の合同説明会。航空宇宙産業など製造業を中心に市内10社が出展し、担当者はパンフレットを広げるなどして熱心に会社の魅力を訴えた。

 参加したのは、6月から就職活動を控えた4年生29人。うち21人が県内出身者だった。企業の担当者と学生が直接面談する形式で、1時間近く仕事内容などを聞き、工場見学の予約を取り付けた学生もいた。工学部4年生で美濃加茂市在住の前嶋晴気さん(21)は「就職サイトでは分からない話がたくさん聞けてよかった。実家にも近いので、前向きに考えたい」と話していた。

 市内の2014年の製造品出荷額は約6900億円で県内1位。一方で市内の今年2月の有効求人倍率は2.78倍で、製造業を中心に人手不足は深刻という。地元出身者の多い県内や愛知県の大学で説明会を開くことで、地元の学生に中小企業の魅力を伝えるだけでなく、大手志向の学生と地元企業をつなぐ狙いがある。

 市企業人材全力応援室によると、本年度に同様の説明会を5大学で開催予定。担当者は「すぐにでも人材がほしいという中小企業は多いが、学生との出会いの場はただでさえ少ないのが現状。こうした機会を増やし、一人でも多く地元での就職につながれば」と期待を込める。

(2017年4月13日 中日新聞朝刊岐阜県版より)

[2017.04.13]

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