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東海地区大学野球岐阜学生リーグ 中部学院大 ドラフト候補床田 スカウト9球団10人の前で完投アピール

9球団のスカウトの前で1失点完投勝利を挙げた中部学院大の床田=長良川球場で(麻生和男撮影)
9球団のスカウトの前で1失点完投勝利を挙げた中部学院大の床田=長良川球場で(麻生和男撮影)

 中部学院大のプロ注目左腕、床田(とこた)寛樹投手(4年・箕面学園)が9日、岐阜市の長良川球場で行われた東海地区大学野球岐阜学生リーグの中京学院大戦に先発。相手のドラフト1位候補、吉川尚輝遊撃手(4年、岐阜・中京)に3安打を許したが、最速143キロをマークして6安打1失点で完投。9球団10人のスカウトの前でアピールした。

■最速143キロ

 東海地区を代表する左腕が貫禄を見せた。チーム開幕戦で床田が、ドラ1候補の吉川擁する中京学院大に1失点完投。自己最速145キロにあと2キロと迫る143キロを計測した直球、スライダー、カーブがコースに決まった。「回の先頭打者を出さず、ピンチやエラーの後を抑えられたのが良かった」。9回に失点し、完封は逃したもののエースの仕事を果たした。

 プロも注目した吉川との対決では、1回こそ143キロの直球で空振り三振に仕留めた。その後はファーストストライクを狙われて3安打を許した。「吉川を抑えて、いい評価をもらいたかったけど・・・」と苦笑いしたが、ネット裏に集結した9球団10人のスカウト陣の評価は上々だった。

 「力感はないのに球は走っているから、打者は差し込まれていた。このまま順調にいけば、ドラフト対象になってくる」と中日・清水スカウト。広島・松本スカウトも「柔らかく、前でボールを放っていた。切れもいい。十分、ドラフト候補になる」とうなった。

 インステップしていたフォームをオフの間に修正し、シュート回転する球が少なくなった。昨秋は球速が140キロを超えても痛打されたが、球の質が向上。成長した姿を披露した。「プロを意識している。この春次第だと思う」と床田。まずはアピールに成功した。 (麻生和男)

■リーグ100安打到達 中京学院大・吉川

 中京学院大・吉川は3安打でリーグ通算100安打に到達した。だが、守備で2つの悪送球があり、「試合前のノックから送球が浮いていた。低い球を意識したけど・・・」と反省の弁。巨人・藤本スカウトは「左投手から逆方向に打つなどよく考えている。あとは1つ1つのプレーを丁寧にすること。間違いなく(1位指名の)12人に入ってくる」と評価した。

◇1回戦(長良川)
中部学院大 101030010―6
中京学院大 000000001―1
(部)床田−高杯
(京)柳川、田村、熊岡−山崎

▼床田寛樹(とこた・ひろき) 1995(平成7)年3月1日生まれの21歳。兵庫県尼崎市出身。182センチ、74キロ、左投げ左打ち。小学1年の時に園田南キッドで野球を始めた。中学時代は兵庫スターズに所属。箕面学園高では1年秋からベンチ入りし、2年夏からエース。3年夏は3回戦敗退。中部学院大では1年春からリーグ戦に登板し、1年秋、2年秋に明治神宮大会に出場。岐阜学生リーグ通算14勝。

(2016年4月10日 中日スポーツ10面より)

[2016.04.10]

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