中部の大学関連ニュース

東海学生選手権 中京大4年・山本 5メートル74!! 棒高跳び日本歴代2位

日本歴代2位となる5メートル74を跳び、ポーズをとる山本=名古屋市の瑞穂陸上競技場で(高橋雅人撮影)
日本歴代2位となる5メートル74を跳び、ポーズをとる山本=名古屋市の瑞穂陸上競技場で(高橋雅人撮影)

 陸上の東海学生選手権第2日は18日、名古屋市の瑞穂陸上競技場で行われ、男子棒高跳びでロンドン五輪代表の山本聖途(中京大4年)が日本歴代2位となる5メートル74で制した。自身の持つ日本学生記録を塗り替えるとともに、8月の世界選手権(ロシア)の派遣設定記録も突破。6月の日本選手権で入賞すれば世界選手権出場が決まる。

■100メートル桐生を意識

 バーの高さは日本記録を1センチ上回る5メートル84。最後の3回目。体は越えていた。わずかに足が触れて失敗。「狙っていったけど、動きが硬くなってしまいました」。悔しがった山本。それでも顔には充実感が漂っていた。

 5メートル30を跳び早々に優勝を決めた。あとは記録との戦い。追い風の好条件の下、5メートル66を2回目でクリアし、日本学生記録を更新すると、5メートル74にバーを上げた。世界陸上の派遣設定記録で、今季の世界5位に相当する高さも一発で成功。「予定通り」と笑った。

 昨年のロンドン五輪は記録なしで予選敗退。悔しさだけが残った。5メートル97で優勝したラビレニ(フランス)は自身よりも低い176センチ。「小さくても6メートルが跳べるのを思い知らされた。目標が高くなった」と話す。

 昨秋から室伏広治のアドバイスを受け体幹トレに力を注いできた。食事量も増やし、体重は五輪よりも4キロ増。助走で風の影響を受けにくくなった。首には「6」と入ったペンダント。「世界のトップで勝負するにはこの数字を跳ばなきゃいけない」。常に身につけ、意識を高めている。

 「今日のような跳躍が出せれば世界とも勝負できる。日本選手権で5メートル84を出したい。今は陸上界が注目されてうれしいですけど、桐生君に全部持っていかれている感じなので」。100メートルの桐生祥秀(京都・洛南高)への対抗意識もちらつかせた21歳。日本選手権の主役になる可能性は十分にある。(高橋雅人)

 ▼山本聖途(やまもと・せいと) 1992(平成4)年3月11日、愛知県岡崎市生まれの21歳。178センチ、70キロ。岩津中2年で棒高跳びを始め、岡崎城西高3年の高校総体で6位。昨年の日本選手権で初優勝。ロンドン五輪は記録なしで予選敗退した。今年2月の日本ジュニア室内大阪大会で5メートル71の室内日本新をマーク。今季も今月5日のセイコーゴールデングランプリで5メートル50を跳び、日本記録保持者の沢野大地(富士通)らを抑えて優勝した。

◇東海学生対校陸上選手権第2日(18日・名古屋市瑞穂陸上競技場)=1位記録
【男子】▽100メートル 寺田健人(中京大)10秒70▽400メートル 加藤良祐(豊田高専)46秒80▽3000メートル障害 佐橋誠也(中京大)9分14秒94▽400メートルリレー 中京大(屋貝、与那国、寺田、大野)40秒14▽1万メートル競歩 戸松弘成(愛教大)44分12秒73▽棒高跳び 山本聖途(中京大)5メートル74=日本学生新▽ハンマー投げ 遠藤克弥(中京大)65メートル78▽やり投げ 加藤翼(中京大)66メートル06
【女子】▽100メートル 中尾優里(中京大)12秒34▽400メートル 名倉彩夏(中京大)55秒63▽5000メートル 荘司麻衣(中京大)16分11秒69▽3000メートル障害 服部優亜(名城大)10分49秒68▽400メートルリレー 中京大(伊達、中尾、名倉、田中)46秒78▽三段跳び 大道爽香(愛教大)11メートル79=追い風参考▽棒高跳び 有川星女(中京大)3メートル81=大会新▽ハンマー投げ 中島未歩(中京大)52メートル43▽やり投げ 中島美穂(中京大)53メートル07=大会新

(2013年5月19日 中日スポーツ11面より)

[2013.05.19]

一覧を見る