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東海学園大MF 地主園にJクラブが熱視線

スピードあふれるドリブルが注目を集める東海学園大のMF地主園秀美
スピードあふれるドリブルが注目を集める東海学園大のMF地主園秀美

■安原監督「東海では1、2争うアタッカー」

 東海学生サッカーリーグ1部、東海学園大(愛知)のMF地主園(じぬしぞの)秀美(4年)がJリーグのスカウト陣の注目を集めている。東海地区では屈指のドリブラーで、6月上旬にはFC岐阜の練習に1週間にわたって参加している。

■鋭い突破持ち味

 鹿児島出身のドリブラーが愛知で夢をつかもうとしている。強豪クラブ、アミーゴス鹿児島から東海学園大に進学した地主園は1年時からレギュラーとしてプレー。鋭いドリブル突破が注目を集め、FC岐阜以外のJクラブ関係者も試合を視察に訪れているという。

 「高校まではプロなんて考えていなかった。でも、サッカーをやりたくて大学に来ているから…。(卒業後は)プロでやりたい」と地主園。瞬発力を生かしたドリブルは切れ味十分。安原成泰監督(42)は「東海では1、2を争うアタッカー。相手はファウルじゃないと簡単には止められない」と話す。FC岐阜の服部ゼネラルマネジャーも「スピードがある。ファウルをアピールしたりせず、黙々とボールに向き合っている点もいい」と高く評価している。

 だが、そのドリブルが相手守備の標的となって、今季はここまでけがに泣かされ続けている。東海学生リーグ開幕前の3月に、練習試合で左ひざ内側靱帯(じんたい)を損傷。以降も復帰しては再発を繰り返している。それでも、現在は回復傾向。試合にフル出場する機会も増えた。「もっといろいろな人のプレーを見て、いいところを盗みたい」と気持ちも乗ってきている。

 「地主園」は一度聞いたら忘れない珍しい名字。鹿児島に多いというわけでもないそうで、「昔は地元の地主だったらしいけど、今は全然…」と笑う。サッカーを離れると今も故郷の方言が抜けない朴訥(ぼくとつ)とした雰囲気の青年。ドリブルで強気に攻めるピッチ内とのギャップもユニークだ。

 今季はチームもリーグ戦で好調を維持。2年ぶりの全日本大学サッカートーナメントの出場権は逃したが、全日本大学サッカー選手権大会(インカレ)出場のチャンスは残している。「リーグ戦でも全国大会でももっとアピールしたい」と地主園。スカウトに持ち味を見せつけて、プロ入りの扉をこじ開けるつもりだ。

 (麻生和男)

地主園秀美(じぬしぞの・ひでみ)
1989(平成元)年4月14日生まれの22歳。鹿児島県霧島市出身。168センチ、65キロ。ポジションはMF。6歳でサッカーを始め、中学から高校までアミーゴス鹿児島でプレー。高校時代に全日本クラブユース選手権など全国大会を経験。東海学園大では1年時からレギュラー。2年時に全日本大学サッカートーナメントに出場した。

(2011年7月2日 中日スポーツ9面より)

[2011.07.02]

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